コロナ禍のライブはどんな感じなのか実際に行ってきた

結構前になるが小倉唯の2年ぶりのライブに行ってきた。

昨今の流行り病の影響で昨年のGWに予定されていたライブが中止となりその振替として行われたものである。

昨年の分は結構良い席でチケットが取れてたので、中止になって返金されたときは仕方ないこととはいえ、本気でへこんだ。

今回パシフィコ横浜で行われるとのことで申し込んだら、ありがたいことに当選したのでワクワクしながら行ってきた。

とはいえこのコロナ禍である。

コロナ禍のライブ、今までと比べて何が変わったのか、行ってみて感じたことなどをつらつらと書いていきたい。

ちなみにネタバレ要素はたぶんないはずなので安心して読み進めてほしいと思う。

パシフィコ横浜行きづらい

パシフィコ横浜は初めて行く会場だったので、どんな場所にあるのかと思ったら桜木町駅からランドマークタワーを通り抜けていくらしい。

舞浜アンフィシアターもそうだが、こういう建物を通り抜けて行くライブ会場は実際にたどり着くまですごく不安になる。

建物の中は方向感覚がなくなるので万が一迷ってしまうとどうしようもないからだ。

とりあえず桜木町駅からランドマークタワーに入って案内を何度も確かめながら歩いていくとなんとかたどりついた。

歩いている最中、自分と同じくライブに行くような人を全く見なかったのでかなり不安になったが会場近くに着くと普通にそれっぽい人がたくさんいたので一安心した。

ライブの看板も物販行列もなかった

会場について早速会場の写真を撮ろうとして気づいたことがある。

どこを探してもライブの看板がなかったのだ。

今までだとライブ会場の入り口に看板がかかってたのだが、今回はなぜかなかった。

なので仕方なく何もない入り口を撮影してみた。

あと物販は事前にネット販売が行われていてそこでグッズを買う形だった。

なので当日も申し訳程度に物販コーナーがあったがほぼ誰もいなかった。

正直、物販に関しては流行り病が収まってからも今回のようにネットで事前に購入する形に今後もしてほしいと思った。

夏の暑い時期や冬の寒い時期に外で何時間も並ぶのはかなり大変だったし、そもそもライブが始まる何時間も前に物販のために早く会場に行くということ自体が無駄そのものだからだ。

「演者が会場入りするよりも早く会場に物販行列ができてて驚いた」と言われるくらいだし。

昔ファンクラブイベントの物販待機でビルの非常階段に並んだときはかなりきつかった。

夏の暑い盛りに窓も空調もない非常階段で2時間ほど待機させられ、暑さに加えて酸欠で倒れそうになったのを覚えている。

しかもいざ物販が始まると目当ての品が次々とすぐに売り切れてしまい、結局何も買えなかったので
自分にとっては黒歴史である。

ライブグッズをネットで事前販売は今後もぜひ続けてほしいと思う。

チケットは自分でちぎって箱に入れる

ライブ会場に入るとき、今までだと係の人がチケットの半券をちぎってくれていたが今回は感染防止ということで自分でちぎって箱に入れる形だった。

正直こんなことするくらいならスマホにバーコードとか表示させてそれを読み取って入場するみたいなことしたらいいのにと思った。

あと入場前の持ち物検査がなかったのが気になった。

持ち物検査といっても鞄を開いて中を見せて通るだけなので、効果のほどは疑問だが少なくとも抑止力にはなるわけでそれがないというのはちょっとどうかと思った。

両隣の席が空いてるのは思った以上に快適

座席は両隣が空いていた。

これも世の中が落ち着いてからも続けてほしいと思った。

なんせ快適なのだ。

ぶっちゃけ今まで座席詰め詰めで座っていたのが信じられないくらい快適だった。

ライブが始まって立ち上がっても隣の人とぶつかることはまずないし、空いている座席に荷物が置ける。

荷物は今まで座席の下に無理やり押し込んでいたので、このメリットは何気に大きい。

あと気づいたこととして一席空きで座っていても全体を見渡すとそれなりに座席が埋まっているように見えるのだ。あれは不思議だった。

ひたすら拍手

コロナ禍のライブは声を出すことが一切禁止である。

いわゆる「コール&レスポンス」も禁止。

となるとひたすらサイリウムを振るか、ひたすら拍手しかできないのだ。

ただ実際その場にいると拍手だけでいいのでは?と思ってしまった。

曲が終わった後に拍手だけ聞こえてくるとなんというか、すごく落ち着いて上品な感じになるのだ。

今までだと曲が終わると「かわいー!」とかいう野太い声とか、指笛とかで騒々しかったのが拍手だけになることで驚くほど落ちついた感じになるのだ。

曲の最中も演奏や歌声を余計な声に邪魔されずに聞くことができるし、もうこれでいいんじゃない?と思った。

コール&レスポンスは知っていると楽しいし、うまくレスポンスが返せると一体感があって自分も好きである。

しかしよく考えてみると初めてライブに行く人は何を叫んでいるのか聞き取れなくて困惑するし、なによりせっかく生で曲を聞ける貴重な機会をがっつり邪魔してるわけで、それを考えるともうコール&レスポンスはなくていいんじゃないだろうか。

ちなみにアンコールも「アンコール!アンコール!」というコールはNGなのでどこからともなく聞こえてくる手拍子に合わせて手を叩く形だった。

あとライブやファンクラブイベントが終了した直後になぜかやってる「三本締め」もなくて正直安心した。あの文化は一体どこから始まったのだろうか?

ただ、MCとかライブの演出で笑いたいところで声が出せなかったのはつらかった。
この辺りの線引きは今後の課題だろうな。

退場が超スムーズで驚いた

そしてライブ終わりの退場の時間。

ライブによく行く人は知っているだろうが、今までだと一斉に会場から出ていくので出入口周辺がホントにすし詰めというか芋洗い状態になっていた。

しかし、このご時世そんな密状態を作るわけにはいかないということで、2列ずつの退場とのことだった。

広い会場で2列ずつの退場だったし、自分はありがたいことにアリーナの前の方の席だったので退場はかなり時間がかかるだろうなと思った。

ところが退場が始まって3分ほどでふと後ろを見るとキレイに退場が済んでいたのだ。
5分もかからないうちに自分も退場する番になった。

一斉に退場するよりも驚くほどスムーズで快適に退場することが出来た。
これも世の中が落ち着いてからも続けてほしいと思った。

まとめ

このコロナ禍のライブ、一言でいうなら「超快適」だった。

むしろ今までがあまりにも異常すぎたんだなと痛感した。

座席とか入退場とか物販のやり方に関しては世の中が落ち着いてからもぜひ続けてほしい。

ただマスクを外してMCや演出で思いっきり声を出して笑えるようにはなってほしいなと思った。

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