スパチャやほしいものリストのせいでVtuberの感覚がずれている

先日、ツイッターのタイムラインにやばいツイートが流れてきた。

外で知らないおじさんから千円もらった!ラッキー!とある女性Vtuberが喜ぶ内容だった。

一般的な感覚では、街中で知らない人がいきなり現金を手渡そうとしてきたら断るはずである。

なぜ自分にいきなり現金を渡そうとしてくるのか意味不明だし、一体どんな見返りを求めてくるのか分かったものじゃない。

というか知らない人に理由なくお金を渡そうとする行為自体が気持ち悪く感じる。

それが普通ではないか?

実際、そのヤバいツイートには「いきなり現金を渡してそのことをツイートしてないか調べて特定してストーカーを行う人がいるから気を付けて」というリプが付いていた。まあそうだろうなと思った。

そもそも小学校あたりで「知らない人からお金や物をもらうな」とさんざん口うるさく言われてきているはずだ。

おそらく普段のVtuber活動の中で住所も名前も顔も知らない、会ったことすらないリスナーやファンからスパチャという名のお金をもらったり、ほしいものリストからタダで物を買って送ってもらったりしているから感覚がマヒしているのだろう。

以前にも記事に書いたが世の中「タダより怖いものはない」。

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なぜ「タダより怖いものはない」のか。

それは何の対価も提供せずにお金や物をもらったとしても実はホントの意味でタダではなくそこには「見えないお金の支払い」が期待されているからだ。

その「見えないお金の支払い」は人によってさまざまだし、それ故に知らないうちにその支払いを「踏み倒す」結果となった時どうなるか。

ツイッターのタイムラインには定期的にVtuberとリスナーのトラブルだったり、注意喚起が流れてくるが「見えないお金の支払いの踏み倒し」に起因するトラブルは決して少なくないはずだ。

もっとも世の中にはホントに何の見返りも求めずにお金や物を他人に贈る人がいることも知っている。

しかし、それが当然だと思ってはならないしレアケースなのだ。

その「レアケース」前提でスパチャだのほしいものリストから物をもらうから、「見えないお金の支払いを見返りとして」求めるリスナーやファンとトラブルになるのだ。

タダより怖いものはないし、見えるお金より見えないお金のほうがよっぽど怖いしヤバいということを肝に銘じておかなければならない。

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