例の流行り病が収まらない。
毎日毎日東京では何百人感染しましただの、緊急事態宣言だのまん防だの変異株だの、同じニュースばかりテレビで流れすぎてもう久しくテレビを見ていない。
毎日同じようなニュースばかり流れるので、たまに内緒で1日、2日前の情報を流しても誰も気づかないのでは?と思ってしまう。
こういうニュースばかりに触れていると世の中感染症のせいでヤバいことになってる気になる。
それでも去年の今頃のことを考えたら、ちょっとは前に進んでるのでは?と思うのだ。
この記事を書いているのは5月下旬だが、昨年の4月や5月世の中どうなっていたか思い出してみてほしい。
昨年の4月から5月にかけては1回目の緊急事態宣言で世の中の流れがほぼ完全に止まった。
東海道新幹線はガラガラを通り越して空気輸送。街から人が消えた。
マスクが手に入らず、アベノマスク早く配布しろの大合唱だったし、なぜか感染症と関係のないトイレットペーパーの買い占めが起きてスーパーから消えて、挙句の果てにトイレットペーパーの転売なんていうことまで起きた。
国民全員に給付金10万円配ることになっても、手続きトラブルだらけで自治体によって給付時期にかなりの差が出たり、混乱に次ぐ混乱であった。
僕はあれを見て国民全員に同時期にお金を配るという一見簡単そうなことですら実は超難しいことを知った。いくら少子高齢化が進む日本とは言え1億人以上いるし。
しかし今はどうか。
近所のスーパーに行けば当たり前のようにマスクはあるしトイレットペーパーもある。マスクを手に入れるのに抽選に申し込まないといけなかったり、たまにトイレットペーパーが入荷した時に一人2個までとかやってたのがウソみたいだ。
2回目の給付金は出ていないが、感染症が出る前に比べて生活保護などの支援を申し込みやすい雰囲気になりつつある。
感染症が流行る前には「風邪でも休めないあなたに」なんていう製薬会社のテレビCMがよく流れていたが、今後二度と流れることはないだろう。今あんなCM流したら大炎上必至だ。
「インフルエンザになって38度の熱が出ても出勤した」とか「うちの会社は37度の熱くらいで休んだら怒られる」なんていう今だったらひんしゅくどころではないことが平気でまかり通っていた世の中がおかしかったのだ。
そもそも当たり前のようにみんな使い捨てのマスクをして、帰宅すればせっけんでキチンと手洗いをすることをして感染防止対策ができること自体が人類の長い歴史から見ればすごすぎることなのだ。
もっともこれだけみんなマスクして手洗いやアルコール消毒していても全然感染が収まらないあたりは普通に怖いが。
ニュース見てると政府は何やってんだ、あれしろこれしろ早くよこせ○○は悲惨な状況になってるぞなんとかしろよのオンパレードで嫌になるが去年の今頃よりはずっとましと考えてメンタルの健康を保っていこうと思う。
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