youtube見てると金銭感覚がバグるって話

職場の同僚とswitchのサブスクであるNintendo Switch Onlineの話になった。

https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/onlineservice/

昔のゲームが遊べたり、オンラインで他の人と対戦出来たりするサブスクなのだが、月額あたり300円から400円かかる。

そのサブスクに入っているかという話になったのだが僕も同僚も入っていなかった。

そんで意見が一致したのが一か月400円程度であっても普通に高いということだった。

メンバーシップやスパチャのせいで金銭感覚がバグっている

yoububerやVtuberの配信を見ているとメンバーシップに加入する人やスパチャ(投げ銭)する人がやたら目に入る。

メンバーシップというのは簡単に言えば月額490円(配信者によって差があるが大体この金額)払えば、配信中のコメントでオリジナルスタンプが使えたりメンバー限定配信が見れたりするサービスである。

スパチャ(投げ銭)はその名の通り、単純に配信者に対して何の見返りもなく自分が指定したお金を贈るサービスだ。

本来youtubeは見るのにお金はかからないが、このように課金もできるのだ。

まあ元々無料で楽しめるものなのだから課金するもしないも個人の勝手である。

しかし、コメント欄に表示されるメンバーシップ加入者を表すバッジが付いてるハンドルネームの多さだったり様々な色のスパチャ(1万円以上のスパチャ、いわゆる赤スパも)が次々とコメント欄で流れていくのを見ると課金しないのがおかしいのか?という感覚になりがちだ。

たった数百円の出費も決して安くない

ただ、冒頭にも書いた通り一か月数百円程度の出費であっても年単位で見れば全然安い金額ではない。

先ほど例に挙げたメンバーシップだと一か月490円でも1年だと5880円。

結構な金額である。

これだけの金額を配信者に対して課金して一体何が得られるかというと多くがコメント欄でオリジナルスタンプが使えるくらいしか特典がない。

これにプラスして配信者によってはメンバー限定配信だったり、ファン限定のコミュニティに加入できたりできるくらいである。

ぶっちゃけ割に合わない。

しかし、配信によってはコメント欄がメンバーシップ加入者ばかりということも珍しくないし、それにプラスして全然安くない金額のスパチャを配信者に投げたりしている人も少なくない。

なかには毎配信決して安くないスパチャを投げる人もいるので金銭感覚どうなってるのかと思うこともしばしば。

配信者もリスナーも金銭感覚がバグってる

僕がよく見ている企業Vtuberも金銭感覚がバグっているのか配信中に

「メンバーシップ加入してる人案外少なくて驚いた」

なんて発言をしてて聞いてるこちらが心底驚いた。

配信側ですらファンなら直接課金して当たり前だと思っているのだ。

しつこいようだが、youtubeは無料で見れるものだし見るだけで間接的に広告収入が発生するわけだからプラスして課金しなければいけないなんてことはない。

見るだけで配信者に間接的にお金が渡るシステムになっているのだ。

しかしyoutubeの仕組みをちゃんと理解せず、メンバーシップの加入者やスパチャを投げる人がいないと配信者はタダ働きになってしまうと思っているリスナーが少なからずいる。

だからメンバーシップやスパチャで課金するリスナーの中には「推しを応援する気持ちがあるなら課金するのが当然」などと過激なことを言う人がいる。

言語道断である。

自身で課金するのはご自由にどうぞって話だが、その思想を人に押し付けたり当たり前だと思ってはならない。

たとえ数百円であっても積もり積もれば大金である。

最近では月数千円、中には万単位課金させるサブスクを始める企業Vtuberや個人Vtuberが増えていて
ホントに金銭感覚どうなってんだ?と思う。

日本で一番最低賃金の高い東京ですら、1日8時間フルタイムで働いても1万円には遠く及ばないのだ(この記事を書いている時点の東京の最低賃金は1041円)。

1日働いても到達しない金額をファンに出させることに対して何も思わないのだろうか。それに見合ったコンテンツを作っていると胸を張って言えるのだろうか。

お金をもらう以上、それに見合った責任が付きまとうということを分かっていないのではないか。

youtubeの世界に浸りまくっていると金銭感覚が現実世界から大きく離れていくということを職場の同僚との会話で痛感した次第である。

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