ナニワ金融道を読み返して昨今の物価高を痛感した話

仕事が夏休みに入ったので、kindleUnlimitedで久々に「ナニワ金融道」を読み返した。

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「ナニワ金融道」はバブル崩壊後の1990年代前半から半ばにかけての大阪の金融会社を舞台にした話である。

そこで取り上げられている法律や常識は現代にあてはまるものは、ほぼないのでその点は参考にならない面はある。

しかしずっと変わらない人間の本質と言うか社会の本質を的確に表現していて、令和の時代になって読んでみても普通に面白い。

そんな名作なのだが、読み返してて驚いたことがあった。

ハイオクがリッター125円で高いと言っていた時代

作品中で登場人物がガソリンスタンドにて社用車であるベンツにハイオクガソリンを給油した後、
ハイオクガソリンやエンジンオイルが高いことを嘆くシーンがある。

そこで高いと嘆かれているハイオクガソリンの価格が、80リットルで1万円。

なんとリッター当たり125円なのだ。

令和の現在だとレギュラーガソリンですら125円では入れられない。

ハイオクガソリンがリッター当たり125円で高いと嘆くのだから、当然レギュラーガソリンはそれよりずっと安かったわけだ。

現代が90年代に比べてかなり物価高の時代になってることがよくわかる場面であった。

よく明治時代や大正時代の物価が今とは全然違うことはよく言われるが、わずか30年程度でもここまで物価は変わることを痛感させられるとは予想外だった。

今から30年経って現在の物価を振り返ったときに「物価めっちゃ安いな~!」とか言ってたりするのだろうか?

そんな感覚になるほど物価が高くなる将来とか恐怖でしかないなと思った次第である。

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