宅建士試験を受験してきた

今からちょうど1週間前の10月17日に、宅地建物取引士試験(以下宅建士試験)を受験してきた。

宅建士というのは簡単に言えば土地や建物の売買や賃貸などの際に重要事項説明書に記名押印して内容を説明したりする、不動産屋さんは従業員の5人に1人以上の割合でいなくてはならない立場の人である。

細かく説明すると長くなるので省略するが、要は不動産屋さんには必ずいないといけない不動産を取り扱う専門家みたいなものである。

部屋を借りるときやマイホームを買うときに宅建士を名乗る人が取引士証を提示して、重要事項の説明を受けたことがある人も多いはずだ。あれである。

その資格を取るべく受験してきた話を書きたいと思う
(厳密には宅建士試験に合格してもさらに講習を受けたり申請したりしないと資格はもらえないのだがここでは省略する)。

受験生の多さに驚く

試験会場はパシフィコ横浜ノースだった。

みなとみらい駅から徒歩で行ったのだが実に人が多かった。

こんなに受験生がおるのかと。

まるでこれからライブに向かうのかというくらい人、人、人。
これ全部同じ宅建士試験の受験者なのかと思うと気が遠くなった。

なぜなら宅建士試験の合格率は大体15%から20%くらいなのである。
つまり毎年8割以上は不合格なのだ。

もっとも、試験に申し込んだけど当日受験しなかったという人も毎年数万人レベルで存在するので実際に試験を受けた人の8割が不合格とは言い切れない。しかしそれでも難しい試験であることに変わりはない。

これだけ多くの受験者がいて合格するのは2割程度と思うと緊張が高まってきた。

資格専門学校がチラシ配ってた

さて受験会場に向かうにおいて必ずと言っていいほど存在するのが資格の専門学校の人である。

今回も例にもれず試験直前対策と銘打ったチラシを配っていた。

見た感じ出題が予想される問題をまとめたチラシのように書いてあった。

会場に着いたらちょっとチェックしてみるかと思ったのだが、いざチラシをよく見てみたらネットでアクセスしてそこで問題を解くやつで、しかも回答は後日というまるで使い物にならないものだった。

速攻で捨ててやった。

密な試験会場

試験会場に到着し自分の席に座って気づいたが、実に密な試験会場であった。

同じテーブルに2人ずつ受験者が座る感じで距離もカンニングしようと思えば普通に出来る程度の近さ。

仕切りも特になく、前後の席の間隔も詰め詰めでかなり密であった。

神奈川県は緊急事態宣言もまん防も解除されてはいたが、とはいえここまで急に密にしていいものかと思った。

とりあえず席について最後のチェックをしていたのだが隣席との距離が近すぎて気になって集中できないものがあった。

スマホを封して土足の床に置く

試験直前にスマホの電源を切って配られた封筒に入れて封をして椅子の下(!)に置くように指示された。

椅子の下て。しかも土足の会場の床に置くんかいと思った。

とはいえ宅建士試験は不正すると3年間受験禁止の行政処分を食らうような重要な試験なので仕方ないかとも思った。

途中退出禁止で2時間の試験はかなりきつかった

試験時間は2時間で途中退出禁止だった。

普段ロクに頭を使わない生活をしているので2時間ずっと座りっぱなしで試験を受けるというのは
なかなかきつく、実に疲れた。

2時間も試験時間あるから終わるまでかなり暇するだろうなと思ったのだが、一つ一つの問題を解くのに思いのほか時間がかかった。

また見直ししてみたら大きな間違いに気づいて急いで修正したりマークシート方式だったので回答がずれてないかとかチェックしてたら試験終了2分前までかかってしまった。ギリギリ。

終わってからはしばらく頭がぼーっとしてしまった。

今まで過去問を解いたり、予想問題を解いたりしてきた中では結構手ごたえがあった気もするが実際受かってるかどうかは微妙なラインだなと思う。

宅建士試験は大学受験と同じで自分が出来たと思っても他の人も同じように出来ていれば合格するかどうかのボーダーラインは上がってしまう。

とはいえ例の流行り病が猛威を振るっているなか感染しないように毎日生活しつつ、それでいて連日仕事が残業続きの中、半年以上勉強を続けることと受験することが出来ただけでも十分な気がする。

合格発表は12月なのでそれまでは気楽に過ごそうと思う。

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